アイフレイルって知ってる?眼の健康を守ろう!

アイフレイル

こんにちは、K田です!

いきなりですが皆さん、”アイフレイル”という言葉を聞いたことがありますか?

フレイルはもちろん知っていましたが、アイフレイルという言葉は、私は昨日始めて知りました。

そこで、今回はあまり知られていない”アイフレイル”についてお話をしていこうと思います。

日本眼科啓発会議 アイフレイル啓発公式サイトより引用:https://www.eye-frail.jp/
K田
K田

この言葉は、こんな人にオススメです!

  • アイフレイルについて関心ある人
  • アイフレイルを聞いたことが無い人
  • フレイルについて関心のある人
  • 目の健康について関心のある人

また、今回の話はこちらの【アイフレイル・ガイドブック】

https://www.eye-frail.jp/wp-content/uploads/2021/09/eye-frail_guidebook2022.pdf

を参考に書いています。

興味のある方は是非御覧ください。

アイフレイルとは加齢による目の機能低下

日本眼科啓発会議 アイフレイル啓発公式サイトhttps://www.eye-frail.jp/によると、アイフレイルとは

加齢による目の機能低下

と定義されています。

もう少し詳しくいうと

【加齢に伴って目が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態

と説明されています。

身体機能と同様、眼球は加齢とともに年々衰えてきます。

眼球の衰えは構造的・機能的にも生じ、その状態に何らかのストレスが加わると視機能障害が出現します。

最初は無症状が多いですが、時にみえにくさや不快感を自覚し始めます。

その状態を放置していると、症状は進行し、視力低下を自覚するようになります。

そのまま放置していると更に視力は低下し、重度障害されると、回復が難しくなります。

引用:アイフレイル・ガイドブック https://www.eye-frail.jp/wp-content/uploads/2021/09/eye-frail_guidebook2022.pdf

これは

しかし、身体的なフレイルと同様、早期発見と適切な治療により、進行を防いだり、症状緩和が期待できます。

上記の表は国民生活基礎調査のデータを用いた解説です。

日常生活を制限することに何が原因となるか?というデータですが、腰痛や関節症に続き、眼・視覚疾患が第3位となってきています。

これは、人間が情報のほとんどを眼から得るということに大きく関連しています。

脳梗塞等の脳血管疾患や、心臓病などよりも眼・視覚疾患が日常生活の制限になりやすいことからも、如何に眼が大切かということがわかります。

アイフレイルに至るまでの要因

次に、アイフレイルに至るまでの原因を解説していきます。

アイフレイルに至るまでの主な要因は

  • 外的要因
  • 内的要因
  • 加齢に伴う変化

の3つが挙げられます。

外的要因

生活習慣病、喫煙、紫外線、手術侵襲、薬剤、低栄養、情報不足、低ソーシャルキャピタル(ソーシャルキャピタル=人との付き合いのこと)

内的要因

構造的脆弱性、生活習慣病、遺伝的要因、家族歴

加齢に伴う変化

形態、構造的変化、機能的変化

が挙げられます。

イメージとしては、外的要因と内的要因が重なり、加齢に伴う変化に至り、アイフレイルの状態になると言われています。

引用:アイフレイルガイドブック https://www.eye-frail.jp/wp-content/uploads/2021/09/eye-frail_guidebook2022.pdf

アイフレイルのチェックをしよう

身体的フレイルの評価にはJ-CHSが使用されますが、アイフレイルにおいては、自己チェックが可能です。

チェック項目を紹介するので、皆さんも1度自身で確認してみましょう。

引用:アイフレイルガイドブック https://www.eye-frail.jp/wp-content/uploads/2021/09/eye-frail_guidebook2022.pdf

現代人は、日ごろよりパソコンやスマホの使用により、眼を酷使しています。

私も若い人向けの自己チェックを行ってみましたが、若い頃より見えにくくなったなと感じることがあるため、もしかしたらプレアイフレイルの状態かもしれません。

目の使いすぎで起きる症状

前項でお話しましたが、様々な要因が重なった結果、アイフレイルの状態となってしまいます。

では、実際にどのような症状に注意すればよいのでしょうか?

以下にまとてみました。

目の症状

目の疲れ

目の奥の痛み、かすみ目、充血、まぶしさ、視界の歪みなど

ドライアイ

目の乾き、ゴロゴロ感、かゆみ、目の痛みなど

近視の進行

特に小児の場合、長時間近くを見ることで近視が進行しやすくなると言われています。

全身の症状

頭痛

の筋肉の緊張や、目の酷使による血行不良などが原因と考えられます。

これは知り合いの美容師さんから聞いた話ですが、眼を使いすぎる人は頭皮が硬いそうです。

そのため、頭の筋肉が固くなり、頭痛もしやすくなるとのことです。

肩こり

の疲労により、首や肩の筋肉も緊張してしまいます。

肩こりは頭痛の原因にもなり、目の疲労は全身の症状へ波及していきます。

倦怠感:

目の疲れが長引くと、全身の倦怠感や集中力の低下につながります。

頭痛や肩こりが続くと、倦怠感がさらに増長されていまいます。

精神的疲労

目の疲れやストレスにより、イライラしたり、感情が不安定になったりします。

疲れがたまると精神的に余裕がなくなり、喋らなくなったり、逆に攻撃的になってしまうことがあります。

そのような状態では、職場での人間関係や、家庭内の空気が悪くなっていくことが考えられますね。

不眠

目の酷使による脳の疲労が、不眠の原因となることがあります。

また、先述の通り、精神状態が不安定となると不眠症を発症するリスクが高まります。

これらのように、ひとえに眼の使いすぎといっても、様々な症状を引き起こしてしまうことが考えら得ます。

アイフレイルの予防方法

それでは、どのようにしたら眼を労ることができるのでしょうか?

こちらもまとめてみましたので御覧ください。

20分に1回、20秒間遠くを見る

目の筋肉をリラックスさせるために、定期的に遠くを見るようにしましょう。

人間の眼の周囲には多くの筋肉が存在しています。

その筋肉が動くことで、眼球を動かしたり、眼のピントを合わせています。

とはいっても、筋肉ということには代わりありません。

腕や足の筋肉と同様、使いすぎると疲労してしまいます。

そのため、時々遠くを見るなどして、休ませたてあげる必要があります。

画面の明るさを調整する

画面の明るさは、できるだけ暗めに設定しましょう。

明るすぎる画面は、眼に強い刺激を与えてしまいます。

スマホやパソコンの画面からはブルーライトが放出されており、多量に浴びることで眼の疲労の原因となります。

そのため、パソコンやスマートフォンを使う時は、部屋を明るくし、画面の明るさを抑えるようにしましょう。

また、間接照明などグレア(まぶしさ)防止の照明器具を使用することもオススメです。

適度な休憩を取る

長時間連続して画面を見ないよう、適度に休憩を取りましょう。

先程お伝えしたように、ブルーライトを多量に浴びたり、眼を酷使することが眼の疲労に繋がります。

そのため、1時間に1回はしっかりと眼を休ませる時間を取るようにしましょう。

目の保湿をする

目が乾きやすい場合は、人工涙液などの目薬を使用しましょう。

細胞の生まれ変わりを助ける角膜修復成分が配合された目薬もオススメです。

しかし、過剰に使うのは眼の栄養分を洗い流してしまうため、容量・用法を守って使用するようにしてください。

バランスのとれた食事を心がける

目の健康に必要なビタミンやミネラルを積極的に摂取しましょう。

また、生活習慣病がアイフレイルの原因にもなり得ます。

糖尿病や高血圧が重症化すると、糖尿病性網膜症などの病気を罹患してしまうリスクが高まります。

目の健康を守るためにも、バランスの取れた食生活を取るようにしましょう。

十分な睡眠をとる

睡眠不足は目の疲労を悪化させるので、十分な睡眠をとるようにしましょう。

先ほどもお話しましたが、”眼を休ませること”が重要です。

定期的に眼科検診を受ける

目の異常を早期発見・早期治療するために、定期的に眼科検診を受けましょう。

メガネやコンタクトの度数があっていないことも、眼の負担を悪化させることに繋がります。

定期定期に眼科や眼鏡屋さんで視力検査を行い、異常がないか・現在の視力と度数があっているかのチェックも行うようにしましょう。

以上のように、目の使いすぎは日常生活に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

目の健康を守るために、上記のような対策を心がけましょう。

まとめ

今回は、”アイフレイル”についてお話を進めてきました。

近年では、身体的フレイル・社会的フレイル・精神的フレイル・オーラルフレイルと様々な”フレイル”が提唱されています。

しかし、フレイルは可逆性があります。

即ち、適切な治療で元に戻りうるということです。

アイフレイルは、若年の人において最も身近なフレイルと言えるかもしれません。

皆さん、長く健康な眼を守るためにも、日ごろからの眼の健康管理に気をつけましょう。

この記事が、皆さんのアイフレイルや目の健康への関心が高まる一助になれば幸いです。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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