理学療法士が透析クリニックで働いてみた〜3週目〜

ビジネス

皆さんこんにちは、K田です。

4月も時間が経つのは早いもので、後半に差し掛かってきていますね。

ヒノキ花粉と黄砂の影響で最近鼻詰まりが酷く、夜眠れないのかやや最近疲れぎみの私です。

新しい職場に来てから3週間ほど経ち、やっとこさ仕事の流れがわかってきました。

そこで、今回は【理学療法士が透析クリニックで働いてみた】ということで、実際に働いて感じたことをお話していこうと思います。

時間外業務がほとんどない

まず1つ目に前職とギャップを感じているのが、残業がほとんど無いという点です。

もちろん、まだ仕事が本格的に始まっていないということもあるかもしれませんが、ほとんど定時で帰宅できていることに驚きを感じています。

前職では、1日20単位診療、最大15〜16人の患者さん+会議や各種書類作成があり、どんなに早く仕事を終わらしても30〜1時間程度は残業が必要でした。無理やり定時で終わらせることもできましたが、その分診療やカルテの記載が雑になってしまうこともあり、定時上がりなんてとてもできませんでした。

しかし、今の職場では、定時となると他のスタッフさんも当たり前のように変えられるため、定時から30分もしないうちにほとんどのスタッフが居なくなるという状態です。(遅番の人は除きますが。)

そのため、最初は帰宅が早すぎて妻に驚かれたほどです(笑)。

残業代が稼げないという点もありますが、それ以上に仕事終わりの時間の時間を有意義に使えることは、大きなメリットです。

気持ち的にも余裕ができ、これは今の職場に移籍して良かったなと思う点の1つです。

時間管理が大変

現在、私が勤務しているクリニックでは、私が初めての理学療法士です。

そのため、勤務の前例が無いため、1日をどのように過ごしていくかというのが最初はわからないのがお大きな問題でした。

最近は、徐々に1日の業務の流れを掴むことができてきており、自分の中での業務進行のイメージが付いてきています。

そこで最近感じているのが、意外と時間管理が大変だという点です。

前職では、個別リハ=1日の単位が決まっている=患者さんごとにかかる時間が決まっている状態でしたが、現在では外来透析患者さんへの回診や書類作成、データ管理、入院・入所者さんへの介入など、今までのような個別介入を行っておりません。

すなわち、すべて自分の裁量で各業務に割く時間を調整する必要があるということです。

自分の自由に時間を調整できると言えば聞こえは良いですが、自由であることも意外と大変なものです。

夜ご飯のメニューを決めるときに、いくつかのメニューから選ぶのと、何でもいいから言ってと言われるのでは、意外と後者のほうが決まらないものです。

もちろん私が業務に不慣れであるということもあるでしょうが、時間管理する能力は、今後高めていく必要があると感じています。

幅広い知識が求められる

透析クリニックにいる以上、透析に対する知識はもちろん必要ですが、それと同じくらい感じたのが、幅広い知識が必要になるといった点です。

これは理学療法士特有の悩みかもしれませんが、回診をしていると、「腰が痛い」「膝が痛い」「筋肉をつけるにはどうしたらいい?」などといったお話を良く伺います。

今までの経験を元に、お答えすることはできるのですが、それでもわたしたちが考えている透析患者さんの問題点と、患者さん自身が感じている悩みは、また違っているのだと感じました。

理学療法士=リハビリの人=腰や膝が痛いのをどうにかしてくれる?という発想になるのは無理もない、というか、リハビリといったら多くの人は上記のようなイメージを持たれると思いますので、それらの悩みに対応できる知識も身につけていく必要があると感じました。

これからは、透析の知識ももちろんですが、「広く浅い知識」も身につけていく必要があると感じた次第です。

マネジメントが必要になりそう

最後に感じたのは、マネジメントの必要性です。

現在の職場に移籍するにあたり、事務長さんや院長先生から言われたのが、「運動療法を進めていくための、マネジメントを行っていってほしい」という点でした。

今までは、病院の中の1理学療法士という、いわば1プレーヤーとして日々を過ごしてきました。

しかし、これからはプレーヤーからリーダー・マネージャー的な立場についていかなければならないと感じています。

しかし、実際に患者さんのリハビリテーションも実施することはあるため、イメージとしては選手兼任監督みたいなものでしょうか?

ヤクルトスワローズの古田敦也選手や、中日ドラゴンズの谷繁選手と同じ立場と考えると、なんだかワクワクはしてきます。(野球好きな人はわかりますか?笑)

今まではマネジメントといっても、科内のチームのリーダーくらいでしたが、リハビリ全体の取りまとめとなると、中々プレッシャーを感じます。

しかし、前例がいないからこそ、私がうまく仕組みや業務体制を構築することができれば、当院の利益のみならず、他の透析クリニックの診療の質の工場につながり、引いては理学療法士の職域の拡大に繋がる!・・・かもしれません。

とはいっても、まだ期待3割・不安7割くらいですが・・・。

まとめ

今回は、【理学療法士が透析クリニックで働いてみた】ということで、実際に働いて感じたことをお話してきました。

私はお豆腐メンタルなので、まだまだ不安も大きいですし、今後うまくやっていけるといった自身もこれっぽっちもありません。

しかし、【今いる場所で、今できることを全力で行う】ことを胸に、できるところから進めていきたいと思います。

また、このブログでも日頃の悩みや進捗をお伝えしていければと思います。

ご興味のあるかたは、次の記事も是非御覧ください。

本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

この記事や本ブログが、私のように一人職場で頑張っているPTの皆さんの力に少しでもなることができれば幸いです。

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