皆さんこんにちは、K田です!
いきなりですが、皆さんは通勤・通学をどのようにされていますか?
私は車通勤をしていますが、高校生の頃は片道5kmの道のりを自転車でかっ飛ばしていました!笑
また、大学の頃はロードバイクにどハマリし、試験前には先生からロードバイク禁止令が出されたほどです!笑
ところで近年では、自転車通勤をする方が年々増加傾向にあります。
その理由としては、コロナ禍で密を避ける手段として注目されたり、自転車活用推進法の制定や、健康意識の高まりが挙げられています。
また、ガソリン代の高騰もあいまって、エコで経済的な移動手段として注目もされています。
そこで今回は、自転車通勤のメリット・デメリットを理学療法士としての視点から、紹介していきます。
この記事は、こんな人にオススメです!
- 自転車通勤に興味のある方
- 自転車通勤のメリット・デメリットについて知りたい方
- エコで経済的に通勤・通学をしたい方
自転車通勤のメリット
交通費の軽減
自転車通勤・通学のメリットの1つ目として
交通費の軽減
が挙げられます。
自動車での通勤ならガソリン代、消耗部品の交換にかかる費用、車検代、自動車保険代、税金が継続して必要になります。
また、自動車を購入するにあたり、平均して170万円ほど費用がかかるとのデータもあります。
これらを平均すると、自動車を所有することで1ヶ月平均で6〜7万円の出費になると言われており、家計への影響が非常に大きいものとなります。
また、バスや電車での通勤・通学であれば、移動距離に応じて定期代が必要となります。
それに対し、自転車通勤となると、いわゆるママチャリであれば購入費用の平均値は数万円〜10万円程度になります。
それ以外に、ヘルメットの平均価格が6000円程度、自転車保険の平均価格は月200〜300円程度と、自動車を所有することでかかる費用と比較すると、だいぶ負担が少ないことがわかります。
また、自転車の買い替え頻度は、使用状況やメンテナンスの状態によって異なりますが、一般的には1〜2年でパーツの交換を考え、全体の寿命としては10年程度が目安とされています。
これらの情報をまとめると、
自転車通勤の費用は1ヶ月1200円程度
(あくまでK田の試算です)
となりました。
もし自動車・電車・バスでの通勤で家計への負担が気になるのであれば、自転車通勤への変更を一考してみてもよいのではないでしょうか?
ダイエットになる
次に挙げる自転車通勤のメリットは
通勤がダイエットになる
です。
自転車を漕ぐことは、当たり前ですが有酸素運動になります。
有酸素運動は、私が普段携わっている腎臓リハビリテーションや、糖尿病患者さんへのリハビリテーションにおいても、エビデンスが報告されています。
有酸素運動の効果としては、運動耐容能の向上や消費カロリーの上昇、さらには鬱などのメンタル不良の改善にも効果があることが報告されています。
ちなみに、どれくらい自転車を漕ぐとダイエットになるのか、シミュレートしてみましょう。
自転車を漕ぐことで消費するカロリーは
kcal = kg ×METs× 時間×1.05
で計算されます。
この式の中のkg=体重、METs=運動強度になります。
自転車で普通の速度で走ると、時速15km程度となります。
これをMETs換算にすると、15.8METsとなります。
では、体重60kgの人が普通の速度(平均時速15.1km)で1時間自転車を漕いだ場合を想定します。
上記の式に当てはめると
60 kg×5.8 METs×1 ×1.05=365.4 kcal
となります。
片道30分の道のりを往復すると、上記のような消費カロリーとなり、これはお茶碗1.7杯分のご飯に相当します。
なお、有酸素運動を開始してから約20分後に脂肪燃焼が始まり、週に合計150分程度の有酸素運動を行うことが、継続した脂肪燃焼に効果的であると報告されています。
これをまとめると
片道20分以上の自転車通勤だと、脂肪燃焼=ダイエットに効果的!
となります。
「最近お腹が出てきた・・・」「健診でひっかかりそう」なんて人は、是非1度自転車通勤を検討してみてもよいかもしれません。
なお、自転車はランニングと比べて下肢にかかる負担が少ないとも言われており、下肢のコンディションに不安がある方にもおすすめです。
渋滞に巻き込まれない
次に挙げる自転車通勤のメリットは、
渋滞に巻き込まれない
です。
自動車通勤の方の悩みの1つとして、渋滞が挙げられます。
私も現在自動車通勤なのですが、毎朝渋滞に巻き込まれています。
渋滞って良いことあまりないですよね・・・。
時間もかかるし、イライラするし、燃費も悪くなるし・・・。
事故渋滞なんかに巻き込まれると、もう最悪です。泣きたくなります笑
そんな中、横を自転車の人がスィ〜っと走り抜けていくのを見ると、
「車より自転車の方がなまじか速いんじゃないの?」なんて思ったりもします。
自転車は基本的には車道を走らなければなりませんが、条件によっては歩道を走行することが可能です。
そのため、
自転車は渋滞とは無縁の乗り物
といえます。
しかし、無理なすり抜けや、歩道を高速で走行することは、事故の原因となり、道路交通法に抵触する可能性があります。
十分に注意して走行するようにしましょう。
自転車通勤のデメリット
雨や暑い日には辛い
次に、自転車通勤のデメリットをお伝えしていきます。
まず1つ目には
雨の日や暑い日は辛い
ということです。
連日35℃以上の猛暑日が続いていますが、その中を自転車で移動するのはかなり体力的に負担がかかります。
汗も多量にかくことが予想されるため、着替えや飲み物の用意も必須です。
逆に気温が低い日はしっかり防寒対策をする必要があるため、ある程度準備が必要となります。
また、雨天の際にはカッパを来る必要があります。
時折ゲリラ豪雨のことがニュースになりますが、カッパを持っていない時にゲリラ豪雨に遭遇してしまうと、なすすべはありません。
傘を差しながら自転車に乗っている人も時々見かけますが、視界が遮らえることや、ハンドル操作が不自由になるため、絶対にやめてください。こちらも道路交通法に違反します。
気候の変化には、十分な対策が必要
事故のリスク
自転車通勤において最も恐れることが
交通事故
です。
2022年の統計に基づくと、
1日あたり約836件の交通事故が発生
1日あたり約192件の自転車関連事故が発生
交通事故死者数は2,678人=1日あたり約7.3人が死亡
というデータが出ています。
実に全交通事故の約23%は、自転車が絡む事故なのです。
車とぶつかれば、自転車に乗っている人は只ではすまないでしょうし、人とぶつかれば、ぶつかった人のほうが只ではすまないでしょう。
自転車は防御力が低い反面、十分凶器にもなり得るのです。
交通事故は決して他人事ではない
ということを常に念頭において、自転車に乗るようにしてください。
必ずヘルメットも装着するようにしましょう!!!
通勤・通学に時間がかかる
最後に挙げるデメリットは、シンプルに
車や電車より移動速度は劣る
という点です。
普通に自転車を漕ぐと、大体時速15kmほどになります。
頑張って早く漕いでも時速20km、プロの自転車選手でも平均40〜50kmです。
速度だけで見ると、車や電車との差は言うまでもありません。
渋滞に巻き込まれないメリットや、電車のように待ち時間が無いというメリットを加味すれば、それらの交通手段との差はそこまで気にならないかもしれません。
しかし、移動距離が長かったり、都心のように交通手段が整っている環境では、この優位性はスポイルしてしまうかもしれません。
これらのことから言えるのは、
行き先に行くまでの手間や時間も考慮しよう
という点でした。
まとめ
今回は、自転車通勤のメリット・デメリットについてお話してきました。
今回の話をまとめると。
- 自転車通勤の費用は1ヶ月1200円程度
- 片道20分以上の自転車通勤だと、脂肪燃焼=ダイエットに効果的!
- 自転車は渋滞とは無縁の乗り物
- 気候の変化がある日には対策が必要
- 全交通事故の約23%に自転車が絡んでおり、他人事ではない
- 場合によっては車や電車のほうが手間や時間がかからない
と言えます。
自転車は、非常に効率的で経済的、かつECOな移動手段です。
しかし、同時に怪我等のリスクも孕んでいるということを理解していただけましたでしょうか?
何においてもそうですが、物事には必ずメリット・デメリットがあります。
皆さんにおきましても、自分にはどの通勤・通学方法が最適であるか、現状を当たり前と思わずに、再検討してみても良いかもしれません。
最後に、オススメの自転車用品点を紹介しておきます。
【ワイズロードオンライン】では、各種自転車グッズが販売されています。
私もロードバイク購入時には足繁く通って、色々準備を進めました。
街の自転車屋さんに無いパーツやグッズもありますので、快適な自転車ライフを送りたいという人は、是非一度チェックしてみてください!
この記事が、皆さんのお役に立てれば幸いです。
もし良かったなと思えば、周囲へ紹介やシェアをよろしくお願いします!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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