理学療法士の家計管理〜②家計簿をつけよう〜

お金

みなさんこんにちは、K田です!

前回は理学療法士の家計管理〜生活防衛費について〜というテーマでお話をさせていただきました。

前回の記事の中で、生活防衛費を用意するためには、まずは日々の生活費の把握が必要であるとお話しました。

生活を把握するためには”家計簿”をつける必要があります。

よくお母さんがつけていたイメージがあるかもしれませんが、独身でも世帯をもった方でも皆さんに必要なことだと私は考えています。

そこで今回は、家計簿の付け方についてお話していこうと思います。

この記事はこんな人におすすめです。

  • 家計管理に興味のある人
  • 家計簿をつけようと思っている人
  • 独身or共働きだし家計簿つける必要があるの?って思っている人

なぜ家計簿をつけるのか?

家計簿と聞いて、皆さんこう思っているのではないでしょうか?

  • なんで家計簿つける必要があるの?
  • 家計簿つけるのなんてめんどくさい!
  • お母さんがやるもんでしょ?
  • 若いうちにお金は使ってなんぼでしょ!

結論から言うと、

そんなことはない!生活をより良くするために必要不可欠です!

ここまで熱弁する理由を説明していきましょう。

家計簿をつける理由は以下のとおりです。

  • 日頃の収入と支出のバランスを把握するため
  • 何にいくら使っているのか把握するため
  • 支出が必要なものであったか吟味するため
  • 今後のライフプランの設計をするため

収入と支出のバランスを把握するため

家計管理をしていく上で目指すべきゴールが黒字家計を作ることです。

言い換えると、毎月の収入が支出を上回る家計です。

皆さんは、1ヶ月の収入は気にされていると思いますが、支出についてはどこまで気にかけているでしょうか?

ざっくりと理解されているかもしれませんが、実際に収支のバランスはどのくらいかまで気にされてはいるでしょうか?

収支を把握されていないということは、患者さんの病態や血液データを知らずにリハビリを行っているようなものです。

効果的なリハビリを行えないのと同様に、効果的な家計管理を行えるわけがありません。

ずっと赤字家計なのに、「貯金が貯まらない、辛い!」と言われても、「そりゃそうじゃ」としか言いようがありません。

ご飯食べてない患者さんに筋トレして、「筋肉が付きません!」と言われても、「当たり前だろ?」となりますよね。それと同義です。

何にいくら使っているのか把握するため

収支を把握するにあたって、より細かい内容にも気を配る必要があります。

例えば、その月の家計が赤字であったとしても、外食が多くて食費がかさんだのか?家電を買い替えたから支出が増えたのか?夏だから電気代が上がったのか?ガチャに気づいたら廃課金していたのか?

何が原因で赤字となったわからなければ、対策のしようがありません。

リハビリに例えるなら、歩行時が安定しないとき、体幹が弱いのか?外転筋が使えていないのか?姿勢が悪いのか?痛みがあるのか?等々色々な理由を考えると思います。

原因がわかって初めてプログラムを考えることができるわけです。

改善したい問題がある→原因を探る→対策を練る

この流れは、家計管理とリハビリテーションに共通する部分とも言えますね。

支出が必要なものであったか吟味するため

もしも家計が赤字であったとき、原因を把握する必要があると前項でお伝えしました。

原因を把握できたら、その支出が果たして本当に必要であったか吟味する必要があります。

例えば、赤字の月の支出の中で、1番の原因が冷蔵庫が壊れたから買い替えたためだとしましょう。

冷蔵庫は生活必需品で、無いと困ってしまいますよね。このように、明らかに必要な支出であったのなら、それは問題ありません。

この時問題と考えたいのが、不必要な支出が多かったときです。

靴を衝動買いしてしまった、行きたくない飲み会に行った、不必要に高い保険料を支払っている…等々

後から見返してみて、これは無駄遣いだったな、満足度が低かったなと感じた支出は、今後削減する必要があります。

そして1ヶ月の生活費の支出が確認できてきたら、次は年間の支出を確認してみましょう。

家電の買い替えや車検等で赤字の月があっても、年間を通して黒字であれば結果オーライです。

ライフプランを設計するため

家計簿をしっかりつけれるようになってくると、年間の予算が立てれるようになってきます。

毎年いくら使っていくら貯蓄や投資に回せるのかがシミュレートできれば、金銭面での不安はぐっと軽減できます。

ここで意識をしたいのが、年間の予算はライフステージごとに大きく変わる点です。

最もわかり易い例が出産や育児でしょう。

子供が生まれるということは、シンプルにその分の生活費も増えます。

また、もっと広い言えに引っ越したり、大きい車に買い替えたりすることで、今まで以上の出費が生じてくる可能性もあります。

そのため、何年後にどれくらいのお金が必要になるか?ということを予めシミュレートしておくことで、それに向けて貯蓄や投資で対策を取ることが可能です。

現在の家計管理をすることは、将来の家計管理にもなってくるのです。

どうやって家計簿をつけるのか?

家計簿というと、電卓を片手にレシートを計算するイメージがありますが、そんな面倒くさいことはやりたくないですよね?

そこでおすすめするのが「家計簿アプリ」です。

有名どころだと

  • マネーフォワードME
  • zaim

が挙げられます。

マネーフォワードME

マネーフォワード|家計簿アプリやクラウド会計ソフト
すべての人のお金のプラットフォーム MoneyForward - お金・資産管理なら家計簿アプリ「マネーフォワード ME (ミー)」を今すぐダウンロード!法人・個人事業主向け「マネーフォワード クラウド」で会計ソフトなどバックオフィス効率化も

私も日頃の家計管理のために、マネーフォワードMEを利用しています。

手持ちのクレジットカードや銀行口座を登録することで、日々の支出がひと目でわかるようになります。

マネーフォワードMEでは、月500円でプレミアムサービスを利用できますが、無料で利用も可能です。

私はマネーフォワード光を利用しているため、プレミアムサービスに加入しています。(マネーフォワード光加入者はプレミアムサービスが無料で利用できるため)

使っていても非常に使いやすく、私の日々の支出管理には必要不可欠なアプリとなっています。

気になる方は、まずは無料で使い始めることをおすすめします。

Zaim

家計簿 Zaim:シンプル・簡単、無料で使える人気の家計改善アプリ
テレビで話題!人気の家計簿アプリ Zaim。簡単・シンプルにお金を管理しましょう。現金メイン派ならレシートを撮るだけ、キャッシュレス派なら銀行・クレジットカードを連携するだけで、カンタンに記録ができます。

こちらも家計簿アプリとなります。

こちらもマネーフォワードME同様、クレジットカードや銀行口座を登録することで、日々の支出がひと目でわかるようになります。

特徴としては、レシートを写真に取り、そのまま家計簿をつけることができる機能があります。

こちらも無料で利用ができるため、気軽にダウンロードしてみてもよいでしょう。

私も以前Zaimを使用していましたが、その当時は家計管理への意識が乏しかったこともあり、上手く使いこなせませんでした。

使い勝手としては、マネーフォワードMEと大きな差はないように感じます。

一度両方ともダウンロードして、自分に合う方を利用してみることをオススメします。

おすすめ書籍

また、家計簿をつけるに当たり、参考になる書籍も参考にさせていただきます。

本当の自由を手に入れるお金の大学

こちらは今やユーチューブでも大人気の両学長が出版された本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ]です。

家計簿作成に特化した内容ではありませんが、家計簿作成の重要性が学べる一冊です。

読んだ後は、すぐにでも家計管理に取り組みたくなるはずです!

収入源でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる!

こちらの収入減でも家計がラクになる貯蓄術 貯金は「夫婦の会話」で9割決まる! [ 横山 光昭 ]は夫婦向けの家計管理についての書籍になります。

家計簿の作成にあたっては、夫婦ならパートナーの協力が必要不可欠です。

夫婦で上手く協力することができれば、皆さんの家計管理のスピードはぐっと高まるでしょう。

まとめ

今回は家計管理の中でも”家計簿”についてお話を進めてまいりました。

今回の話をまとめると

  • 家計簿をつけることは独身〜子育ての全ての世代に必要
  • 家計簿をつける理由は
  • 収支のバランス
  • 支出の内容把握
  • 支出の必要性の確認
  • ライフプランの設計  のため
  • アプリを利用しよう!おすすめはマネーフォワードME

となります。

家計簿をしっかり漏れなくつけることで、みなさんの家計は黒字に大きく近づきます。

黒字家計の人もさらなる資産の増加につながるでしょう。

家計簿をつけることは、リハビリテーションにおける”評価”と同じことです。

しっかり評価ができているかで、その後の治療プログラムが大きく変わってきますよね。

日々の臨床で評価や数字に向き合っているリハビリテーション職の皆さんは、実は家計管理にすごく相性がいんではないか?なんとことも考えてたりします。

家計管理においても、しっかり”評価=家計簿作成”を行い、”治療=家計管理”に結びつけていきましょう!

この記事が、みなさんの家計管理のお役に立てば嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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