みなさんこんにちは、K田です!
まだまだ暑い日が続きますが、体調を崩してはいませんか?
さて、この時期怖いのが熱中症です。ヘタをすると命に関わる病気ですが、その予防としては積極的な水分補給が推奨されています。
水分補給をする時に頭に浮かぶのがスポーツドリンクですが、本邦にはアクエリアスポカリスエットといったスポーツドリンクの2大巨頭が存在します。
そこで皆さんに質問ですが、この2つの違いってご存知でしょうか?
意外と知らない方も多いと思います。
そこで今回は、『意外と知らないアクエリアスとポカリスエットとの違い』というテーマでお話を進めていこうと思います。
この記事はこんな人にオススメです!
- スポーツドリンクの飲み分けを知りたい人
- 適切な水分補給の方法を知りたい人
アクエリアスとポカリスエットの違い
それでは最初に、アクエリアスとポカリスエットの違いについてお話していきましょう。
アクエリアス
アクエリアスは日本コカ・コーラ社か販売されているスポーツ飲料です。
熱中症対策飲料売上No.1と紹介されており、スポーツ飲料といったらアクエリアスを思い浮かべる人も多いと思います。
アクエリアスの栄養成分表示(100mlあたり)は以下の通りになります。
エネルギー源
電解質
- 食塩相当量(0.1g): ナトリウムを含み、体液のバランスを保ち、筋肉の機能を支援します。
- カリウム(8mg): 筋肉や神経の機能を正常に保ち、体液バランスの調整を助けます。
- マグネシウム(1.2mg): 筋肉の収縮や神経伝達に関与し、エネルギー代謝にも重要です。
アミノ酸
- イソロイシン(1mg)
- バリン(1mg)
- ロイシン(0.5mg)
ここで特徴的なのは、分岐鎖アミノ酸(BCAA)が配合されている点です。
これらが配合されていることで
という効果が期待され、
たくさん身体を動かす場面=スポーツ等に適している
と言うことが出来ます。
ポカリスエット
ポカリスエットは大塚製薬が販売している健康飲料です。
ポカリスエットのルーツは、実は点滴と言われています。
その昔、大塚製薬の社員が海外出張中に体調を崩して入院したそうです。
そこの病院で社員さんが目撃したのは、なんと手術を終えたDr.が点滴を直飲みしている様子でした。
確かに点滴は水分補給に適していますが、直飲みするなんてなんともワイルドなDr.ないたものですね笑
そこから『飲む点滴液』というコンセプトの元開発が進められ、ポカリスエットが開発されたと言われています。
そんなポカリスエットの栄養成分表示(100mlあたり)は以下のとおりです。
エネルギー源
- 炭水化物(6.2g): 素早いエネルギー補給を行い、体力の回復を助けます。
電解質
- ナトリウム(0.12g): 体液のバランスを保ち、水分の吸収を促進します。
- カリウム(20mg): 筋肉機能の維持と細胞内外の水分バランスを調整します。
- カルシウム(2mg): 筋肉の収縮や神経伝達に関与します。
- マグネシウム(0.6mg): エネルギー代謝や筋肉機能の維持に貢献します。
- クロール(Cl-): ナトリウムとともに体液バランスの維持に重要です。
その他
- クエン酸(citrate3-): 疲労回復を促進し、エネルギー代謝を助けます。
- 乳酸(lactate-): エネルギー代謝に関与し、疲労回復を助けます。
ここで注目したいのが、人体の必要な電解質であるナトリウム、クロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムがしっかりと含まれている点です。
これらが含まれていることで、より人間の体内に吸収しやすくなるといった特徴を有しています。
それらをまとめると
となり、
より日常生活内での水分補給に適している
と言うことが出来ます。
こんなときはどっち?
では、次にシチュエーション毎に、アクエリアスとポカリスエットのどちらを選べばよいか考えていきます。
炎天下の下を歩いた時
まだまだ日中は猛暑日が続き、少し歩くだけでも汗が止まらなくなります。
この場合は、ポカリスエットがより適しています。
ポカリスエットは先述の通り体液に近いイオンバランスを持つ飲料で、汗で失われた水分とナトリウムなどの電解質をスムーズに補給できます。
炎天下で大量の汗をかく状況では、単なる水分補給だけでなく、失われた電解質も補う必要があるため、ポカリスエットがより効果的であると言えます。
しかし、部活動や仕事などで、より激しい運動や身体活動をした場合にはアクエリアスの方がより適している場合もあります。
理由としては、BCAAが含まれているため、疲労回復の効果が期待できるからです。
嘔吐・下痢をしてしまった時
この状況では、意外なことにアクエリアスもポカリスエットも適していないと言われています。
代わりに、経口補水液(OS-1など)を摂取することが推奨されています。
その理由としては、通常のスポーツドリンクは塩分濃度が低く、胃腸炎の場合には腸からの吸収が悪いため、かえって症状を悪化させる可能性があるからです。
また、嘔吐・下痢をした際に、さらに下痢をしてしまうからと水分摂取を控えてしまう方もいますが、それは大きな間違いです。
嘔吐や下痢により、体内より多量の水分やミネラルが喪失してしまい、脱水状態に陥る可能性があるからです。
そのため、しっかりと水分を取り、必要に応じて近医を受診する必要があります。
なお、嘔吐や下痢の場合、『消化器内科』が消化器=胃や腸を専門に診てくれるので、わからない場合は目安に調べてみてください。
お酒を飲んだ時
お酒を飲んだ時にスポーツ飲料を飲むと、さらに酔いが回るとも聞いたことがありますが、これも正しくはありません。
アルコールを飲んだ際は、飲んだアルコールの倍の水分を摂取すると、二日酔いにもなりづらいと言われています。
そのため、飲酒後には水分補給が重要と言われています。
私が所持しているウイスキーの専門書にも、『ウイスキーを飲んだ後にはたくさんの水を飲むこと!』と!マークを付けて強調されているほどです。
この理由としては、アルコールには利尿作用があるため、体内の水分が失われやすくなるためです。
そのため、ポカリスエットのような電解質を含む飲料は、失われた水分と電解質の補給に役立ちます。
それこそ、お酒を飲んで気持ちが悪くなり、嘔吐してしまった際には、先述した通り経口補水液の摂取や、それでなくても多量の水分の摂取が必要となります。
若い人で、まだ自分の飲めるお酒の限度を知らない人は、せめてお酒を一杯飲む毎にチェイサーを飲むようにすることを心がけましょう。
まとめ
今回は、『意外と知らないアクエリアスとポカリスエットとの違い』と名して、アクエリアスとポカリスエットの違いについてお話を進めてきました。
話をまとめると、
- 運動時や疲労回復の効果が期待できるのはアクエリアス
- 日常生活や外を歩いて汗をかいたときにはポカリスエット
- お酒の飲んだ後にはポカリスエット等でしっかり水分補給を行うほうがよい
- 嘔吐・下痢の際にはアクエリアス・ポカリスエットよりも経口補水液の方がより適している
となります。
水分不足は体調不良や身体のパフォーマンス低下に影響し、酷いときには命に関わる場合もあります。
皆さんも、しっかり適切に水分補給を行い、この酷暑とも言える夏を乗り切っていってください。
ちなみに、アクエリアスもポカリスエットもまとめ買いがお得です。
私の後輩はふるさと納税で大量にアクエリアスの返礼品をもらっていました。
うまく使いこなして是非お得にGETしましょう!
この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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