こんにちは、K田です。
今回は【投資をしよう!!~理学療法士から伝えたい2つの投資~】というテーマで話を進めていきたいと思います。
最初にこの2つの投資とは何かをお伝えしておきます。
ずばり
- 資産運用としての投資
- 自己投資
の2つです。
これからの世の中を生きていく上で、この2つは非常に重要になってくると私は考えています。
特に理学療法士(以下PT)として働かれている人は、是非目を通していただきたい内容となります。
もちろん、PT以外のすべての職種の方にもかかわってくることだと思いますので、みなさん是非最後までご覧ください!
1.資産運用としての投資
株式などへの投資は、いわゆる資産運用と呼ばれるものになります。2024年からは新NISA制度が設立され、多くの人が投資へ関心を寄せています。数年前に、老後2000万円問題なるものが話題となりましたが、2000万円とはいかずとも、ある程度の資産が無いと老後の生活を送ることが難しくなるのは事実です。また、厚生労働省が発表した2023年12月の毎月勤労統計調査によると、1人あたり賃金は物価を考慮した実質で前年同月比で1.9%減と、21カ月連続のマイナスとなっており、私たちのお財布事情的にも余裕が無いことが浮き彫りとなっています。
このような現状を踏まえると、今持っている資産を上手に増やし、日々の生活や老後に備えていく必要があります。
また、PTにスポットを当ててみると、2024年度の診療報酬改定において、PTを含む医療関係職種の賃上げ措置が決定されました。
しかし、医療保険や介護保険でのリハビリを行っている事業所に関しては、それらの枠内でのupにとどまる=そこまで大きな賃金upにはつながりづらい可能性があります。
また、務めている事業所の経営が悪ければ、そもそも賃金upの話すら出てこないかもしれません。(私の以前勤めていた病院がまさにそうでした。)
そのような状態では、賃金upをもとに自身の資産を増やすのは夢のまた夢です。
そのため、我々PTにおいては、より積極的に資産運用を行い、自分の資産を増やしていく必要があると私は考えています。
投資といっても色々な投資手法があり、投資初心者の方には理解が難しいことも多々あります。そこで、代表的な投資手法をいくつか紹介させていただこうと思います。
株式投資
概要
株式投資は、企業の株を購入し、その企業の成長や利益に応じて収益を得る方法です。長期的な資産形成に役立ち、経済的な自由を目指す手段として重要視されています。
特徴
- 長期的な資産形成に適しています。
- 株価の変動によりリスクがありますが、高いリターンも期待できます。
- 配当金や株主優待を受けることで、日々の生活の一助となります。
投資信託
概要
投資信託は、複数の投資家の資金を集めて、株式や債券などの資産を運用する仕組みです。
特徴
- プロのファンドマネージャーが運用を行うため、初心者でも利用しやすいです。
- 分散投資が可能で、リスクを分散できます。
不動産投資
特徴
不動産投資は、不動産(土地、建物、アパート、商業施設など)を購入し、賃貸収入や資産価値の増加を目指す方法です。
- 安定したキャッシュフローを得ることができます。
- 不動産市場の変動によるリスクもありますが、物件の選定や管理によりリスクを軽減できます。
債券投資
概要
債券は、企業や政府から借りたお金を返済するために発行される証券です。投資家は債券を購入し、利息を受け取ります。
特徴
- 安定した収益を得ることができます。
- 株式とは反対の値動きをすることがあります。
- 債券の種類には、企業債、政府債、地方債などがあります。
ほかにもETFやFXなど、様々な投資手法がありますが、いずれもリスクはつきものです。
まずは投資に対して興味を持ち、そこから経済や自身の資産・家計に意識を向けてみましょう。我々日本人の特徴として、”働かずにお金を得るのは悪いことだ””投資なんて怖い””投資はお金持ちがやることだ”という意見がよく聞かれますが、私個人的には、その考えは今すぐ改めるべきと考えています。
これからの世の中を生きていく上で投資などのお金の知識=”マネーリテラシー”を身に着けることは、国語や算数と同じくらい大事なことになってくると考えています。
こちらに私が投資を始めるにあたり参考にしたHPを記載しておきますので、興味のある方はぜひ一度見てみて下さい。
【投資はじめてガイド&セミナー | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)】
皆さん、是非投資の勉強を始めて”生きていく力”を身につけていきましょう!
2.自己投資
自己投資は、自分自身のスキルや知識を向上させるための投資のことです。これにより、キャリアの発展や生活の質の向上が期待できます。
自己投資と資産運用としての投資のどちらも、自分の生活を豊かにするのが最終的な目的ですが、その大きな違いは、成果が目で見えづらいところにあります。
株式投資を例に例えると、配当金や優待といった、目に見えた恩恵が得られるのが特徴です。
しかし、勉強や健康管理といった自己投資は、効果が出るまでの即効性に乏しく、”後から見ると結果的に効果があった”となることが大半です。
そのため、中々継続しづらいといった点も挙げられます。
身近なところでは、ダイエットが良い例でしょう。痩せたいと思い運動を始めても、1週間やそこらでは体重や見た目も大きくは変化してきません。1か月近く継続して段々見た目にも変化が現れ、数か月経過したときにやっと周りから「痩せた?」などと声を掛けられます。
多くの人が結果が出る前に数日~数週間で挫折してしまうのは、変化が無いことに耐えることができないのが原因の1つです。
しかし、勉強も運動も、将来の自分のことを考えると非常に重要な自己投資です。
そこで、自己投資についても、いくつか紹介していこうと思います。
スキルの向上
新しい知識・スキルを学ぶために書籍を購入したり、学会、ワークショップ、セミナーへ参加することもっと突き詰めると大学院への進学等があげられます。
医療の分野に限らず、どの分野においても知識のアップデートは必要です。昨日までの当たり前が今日は常識外れになっていたり、1年前に不可能だった技術が今なら使えるといったこともあります。
最適なサービスや治療を提供するためには、常に最新の知見を得ることが必須です。PCや携帯を使うとき、定期的にアップデートが行われますが、これも同じことです。使っている機器の最適なパフォーマンスを発揮するためには、アップデートしないといけませんよね?今どきwindows7を使っている人はほとんどいないと思います。
勉強した内容は、もしかしたら明日役に立つかもしれませんし、皆さんが定年退職する前の日に初めて役立つかもしれません。しかし、それを無駄と思って自身にアップデートをしない人は、OSの古いパソコンやスマホと一緒で、世の中の変化についていけなくなり、いつか捨てられる=職を失うこととなるかもしれません。
健康管理
”身体は資本”という言葉を時々耳にしますが、まさにその通りだと思います。
こちら【腰痛の経済損失は年3兆円 業務効率低下、東大など試算:朝日新聞デジタル (asahi.com)】の記事によると、腰痛による経済損失は年間約3兆円、首周りの不調・肩こりによる損失も同様に約3兆円=計6兆円の経済損失があると報告されています。
この報告では全国の1万人の修了者を対象としているため、6兆円÷1万人=1人当たり年間600万円の経済損失が発生していることになります。
また、身体が健康であると、将来的な医療費も軽減され、生産性の向上・勤続年数の向上=生涯賃金の増加にもつながる可能性があります。
これらのことから、健康でいることは、将来の自分への大きな投資であることが分かると思います。
人間関係の構築
あまりピンとこない方もいるかもしれませんが、良好な人間関係を構築することも、重要な自己投資の一つです。
コロナ禍もあり、飲み会や職場の同僚と食事に行く機会も減少し、若手の中には会社の他部署の人と話したことがないといった方もいるのではないでしょうか。
私もどちらかというと人見知りの方であり、大人数での飲み会や初対面の人との会話はあまり得意ではありません。しかし、職場内やあるいはあるコミュニティの中で人とのつながりを持っておくことは、仕事を行ったり、キャリアアップを行う上で、極めて重要となります。
職場内での人間関係が良ければ、それが潤滑油となり、仕事がスムーズにいきやすくなります。
ちなみに、私も今年の4月から転職し、新しい職場に移ることになりましたが、これも知り合いの先生から紹介されて決まったものです。
誰とでも仲良くなれとまでは言いませんが、自分の中でコアとなる人たちとの繋がりは、常日頃より大事にしておくべきだと思います。
まとめ
- 投資には2種類
- 資産運用としての投資と自己投資
- 実質賃金が上がりづらい中で、投資をして資産を増やしていく必要がある!
- 資産運用をしていく上で、お金の知識=”マネーリテラシー”を身に着けよう!
- 自己投資ではスキルアップや健康維持、人とのつながりを大事にしよう!
- 自己投資はすぐには効果は出ないけど、いつか自分に返ってくる!
今回は、【投資をしよう!!~理学療法士から伝えたい2つの投資~】というテーマで話を進めてきました。
世の中のいわゆるお金持ちという人の多くは投資をしていますし、成功している人のほとんどは自己投資を欠かしません。
みなさんも、これかの人生をより豊かにしていくためにも、一緒に”投資”していきましょう!
この記事が、みなさんの将来が少しでも豊かで幸せになる一助になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!
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