生理学を極めたいならこの一冊!その名もガイトン生理学!

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こんにちは、K田です!

皆さん、生理学は得意or好きですか?私は学生時代は分からないand苦手のダブルパンチで再試の常連でした笑

しかし、医療の世界で行きていると、生理学は全ての基礎となる知識であり、必須となります。

私も社会に出てから学び直していることの方が多いくらいです。

学生さん、若手療法士、何なら中堅〜ベテラン理学療法士の方でも「生理学は良くわからん・・・」と感じている人は決して少ないは無いのではないでしょうか?

そこで、今回は【生理学を極めたいならこの一冊!】というテーマで、皆さんが生理学を学び、極めて行くに当たり、最適解の1つとなる一冊を紹介していきます!

この記事はこんな人にオススメです。

  • 生理学が苦手な人
  • これからもっと生理学を勉強していきたいという人
  • 生理学の勉強のための教材について悩んでいる人

ガイトン生理学について

私が今回皆さんにオススメし、紹介させていただく書は、その名も・・・

ガイトン生理学

です!!

本書は、ELSEVIER社から出版されている医療従事者、医療学生、研究者向けの生理学の教科書です。

初版は1956年。今から約70年前にArthur C. Guyton(アーサー C. ガイトン)によって執筆されました。

ちなみに、英語名はTextbook of Medical Physiology(医学生理学の教科書)です。

私が持っているのは原著第13版ですが、これは原著の英語版を80名の研究者の方が日本語に翻訳されて出版されたものになります。

ページ数は何と驚きの1000ページ超えのボリュームであり、懐に持っていれば銃弾を防げんるじゃないかと思うほどです。

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オススメする理由

私が本書をオススメする理由は、『生理学の内容が非常に詳細かつ丁寧に説明されている』点です。

本書は1000ページを超えるボリュームがあり、一見するとその厚さや重さにに圧倒されます。

しかし、いざ開いて中身を読み込んでみると、どの項目も基礎的なところから「そんな単語初めて聞いた」といった内容まで丁寧かつわかりやすく述べられています

そのため、勉強したい項目をしっかりと読み込むことで、何故そのような現象が生じるかのメカニズムは、大体理解できるようになるのではないでしょうか。

例えば、先日記事を執筆する際に参考にした「心拍出の調節」といった項目では、フランク‐スターリングの法則、心室機能曲線、交感神経と副交感神経による支配、K⁺・Ca²⁺が心機能に及ぼす影響、体温が心臓に及ぼす影響、とほんの2〜3ページの間に各メカニズムの説明が図を用いて書かれています。

ここだけ読んだだけでも、だいぶ心拍出の調節についての知識を得ることができたと感じます。

また、ガイトン氏が本書を執筆した際の経緯として「彼がこの本を執筆したのは学生が生理学を学ぶのを助けるためであって、専門分野の同僚を感心させるためではありませんでした。」という話が残されているように、あくまで学生のための教科書であるという点もオススメするポイントです。

また、私はあまり活用できていませんが、本書にはElsevier eLibraryという機能があり、Elsevier社が提供する日本語版電子書籍サービスが実装されています。

Web/スマホアプリからも利用できるということなので、通勤中や職場でも確認することができるという点も嬉しいポイントですね。

使ってみての感想

私は本書を2023年の8月に購入しました。

購入した経緯は、ある学会で講演の司会を努めた際に、講師を努めていただいた先生が生理学について非常に精通されていました。

そこで、生理学を勉強するための参考書として何がオススメかをお聞きすると「ガイトン生理学を読み込めば、生理学のことは大体わかるようになるよ。」とアドバイスを頂きました。

ちょうど職場からの補助も出たため、一念発起して購入したというわけです。

実際に使ってみると、確かに生理学のことで知りたいと思ったことは、googleで検索しなくても本書で調べればことが足りるようになりました。

本書は新品で1万6000円ほどするため、決して安い本ではありません。というか、参考書の中では高額な方に入るのではないでしょうか。

しかし、それだけの価値に見合う書だと私は思います。

ただ、本書を購入される時には、1つ注意点があります。

それは、本書は軽〜い気持ちで読んでも中々理解できないという点です。

初学者向けの生理学の教科書は数多く出版されており、中にはより平易な言葉やイラストもより豊富で非常にわかりやすいものもあります。

そのような本が(悪い意味ではなく)”広く浅い”と形容するのであれば、本書は”広く深い”です。

スマホ感覚でサクッと調べるというよりは、腰を据えてしっかり読み込むというイメージを持たれると良いかと思います。

しかし、しっかり読み込めばそれだけしっかりと知識を得ることができる。そんな書です。

まとめ

今回は、【生理学を極めたいならこの一冊!】というテーマで、【ガイトン生理学】について説明してきました。

本書の中身は、カルピスの原液並に非常に濃いものとなりますが、テーマの通り【生理学を極める】なら最適解の1つになりうる書ではないかと思っています。

個人的には、1回買ってしまえば向こう10〜20年は使える代物であると思うので、費用対効果で見ればそこまで高い買い物では無いのかななんとも思ったりしています。

しかし、今後生理学を勉強していきたいという人には間違いなくオススメできる良書となりますので、興味のある方は是非書店などで手に取ってみることをオススメします!

本記事が、今後生理学を勉強したいという人の参考書選びの一助となれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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